Art Space:UTATARA・ウタタラ

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Installation view of the created art space for experimental stage  “UTATARA”

Created byKei Hompo, Kosuke Masuda(Artist) and Masahiko Todoriki(Tuvan music performer, PhD of biology).

実験舞台『ウタタラ』の為の作品空間。

制作:本保慶、増田孝祐(芸術家)、等々力政彦(トゥバ音楽演奏家/生物学者)

「ウタタラ」は、トゥバ音楽演奏家で 生物学者の等々力政彦と、ダンサーで 美術家の升田学、そしてtomomiの料理が織りなす実験空間。

3人がこれまで様々に見たり聞いたり感じたものを、等々力は歌(ウタ)にのせ文字に置き換える。升田はカラダで示し絵に描き出し、tomomiは色と味覚で表します。今日並んだ素材を転た(ウタタ)混ぜ合わせ、ふいご(タタラ)のごとく息を吹きかけ熱を帯び、新しい楽しびを生み出す。音楽と科学、ダンスと美術、食が混然となった、観客を巻きこむ等身大で不思議なパフォーマンス空間を創る。

私と増田孝祐は、舞台に立つウタタラメンバーや観客に、空間で『対話と変化』を促す試みをした。

私は、初期のウタタラと対話しながら撮影した写真を元に変容させ、演者の過去と現在を交錯させる試みを。

増田孝祐は、「紙、墨、水」を用いて観る者の想像力に作用させる試みを。

我々はそれらを、生活を共にしながら創作活動をしている等々力を交え空間創出した。

Utatara is an experimental performance space woven by Masahiko Todoriki (Tuvan music performer, PhD of biology), Manabu Masuda (dancer, artist), and tomomi. (cuisine). The word “Utatara” is a portmanteau of the Japanese words uta (song), utata (sudden change) and tatara (foot-operated bellows). Utatara is a space for an ingenuous and indefinable conglomerate of music, science, dance, art, and food.

So, I,  Kosuke Masuda and Masahiko Todoriki tried to give a trigger of «Dialogue and Transition» for Utatara members and audience through our created art space.Most of my images were from last shooting with them. I used them and tried to intermingled their past and present.Kosuke tried to influence the viewer’s imagination by Sumi, Washi-paper and water.

Detail : 作品詳細

きっかけを与える写真絵画としての制作

等々力は、ハイマツを追いシベリアへ渡りハイマツ分布地の西端を見た。南限は日本の南アルプス。舞台上でその調査時の話に触れることを知り、私は彼にハイマツの素描を依頼し、それを元に画面に再構成した。また、増田孝祐を交え3人で、「シベリア・アジア・ハイマツ分布」をキーワードに地図を再構築した「トポス #1・プミラニア」を製作した。それによって植物を中心とした境界線を確定するという新しい視野を得た。

升田 学は、踊る手も創り出す手も風情があった。その人そのものが立ち現れる時、四肢は控えめながら その人となりを語る。等々力の音と歌に乗るときの升田の姿は、それを表していた。どの面であっても、その人そのもの。本人がこれを分けていたとしても。これはきっと、全ての人に共通すると思う。

鏡を見るような反転した世界を創った。

人は、自分の姿を見ようと鏡を覗き込むとき、自分の想いものせ、見たいものをよく見ようとする。そして、自分の意識との違いを見つけた時は、小さな(もしくは大きな)驚きが生まれる。その『相違との出会い』が対話と変化のきっかけになり得る。

それぞれの演者にそれを促し、そのような事を語り合う空間になるよう努めた。